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タイトル名 |
レイジング・ケイン |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2011-12-22 10:09:36 |
変更日時 |
2011-12-22 10:09:36 |
レビュー内容 |
この監督もヒッチコックという父の檻に閉じ込められて育ったせいか、成長できないなあ。サイコを引きずっている。ヒッチコック離れが出来ない。女性精神科医が歩きながら解説していく長回しは、エレベーターも使って『虚栄のかがり火』ばりに張り切っていた。カッと見開いた死体の眼まで。何度も夢から覚めて曖昧になっていく感覚。どうも新鮮味はないなあ、と思いつつも、やはりラスト近くのスローモーションのあたりは満足してしまう。エレベーター前のとこ。三階からカメラがゆっくりと下降して、二階に押し出される乳母車(『ポチョムキン』というより『アンタッチャブル』)、一階に駆けつけるジャック、尖った器具、果物と一緒に落ちてくる子ども。子どもはノビノビ育てましょうという教訓つき。 |
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