みんなのシネマレビュー
しんぼる - しまやんさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 しんぼる
レビュワー しまやんさん
点数 2点
投稿日時 2009-09-15 10:21:39
変更日時 2009-09-15 10:21:39
レビュー内容
1995年、松本人志は無敵だった。

どれだけ不遜な態度をとっても、それが自意識過剰にならないという自負があったのだろう。

テレビも舞台も文筆も胸を張って作るそれらは、全てが独創性を放ちつつ、空恐ろしい事に全てが笑いを含んでいた。



そして15年…松本人志はいったい何故、映画を作るのだろうか。

面白い奴だからって面白い映画を撮らなければいけないわけではない。

天才だからって映画が才気を放っていなければいけないわけでもない。

知らないのか?

もう松本人志は、強迫観念にやられているとしか思えない。



「何が悪いのか?」

オレは松本人志のブレーンだと思う。

大抵の人は知っているが、映画は鑑賞"中"ではなく鑑賞"後"が重要である。言葉遊びは好きではないが、とどのつまり芸術なのだ。

しかしブレーンと当人は、分かってないし分かろうとしていない。例え知っていても得策だとは考えない人達だ。

松本人志が松本人志であればそれで良いと思っている。

「だって面白いじゃん」「コレ理解できん奴がアホなだけやろ」と思っている。絶対思っている。

企画会議を見てみたい。接待麻雀みたいなんだろうな。『さぁ松ちゃん!哭け!上がれ!喜べ!褒めてくれ!!』

俯瞰で考えると、主演松本人志という時点で馬鹿げている。



「しんぼる」は悲しい悲しい創作物である。

言葉のキャッチボールだけで作られた儚さと虚しさに全身包まれている。

言葉なんて100の内99はノイズなんだ。知らないわけあるまい。



「ファウンテン 永遠に続く愛」が「少林少女」した様なラストにオレは泣いた。

2列後ろの人は、映画が終わった事も気付かんレベルで爆睡していた。

オレはまた泣いた。



「しんぼる」は確かに唯一無比の作品だ。後にも先にも松本人志しか作り得ない映画だろう。

しかしそれは、今や褒め言葉ではない。

なんて悲しい色やねん。
しまやん さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2009-09-15ウルトラミラクルラブストーリー44.96点
しんぼる23.53点
しんぼるのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS