みんなのシネマレビュー
乱れる - にじばぶさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 乱れる
レビュワー にじばぶさん
点数 8点
投稿日時 2009-12-14 01:47:55
変更日時 2009-12-14 01:57:02
レビュー内容
成瀬巳喜男監督作品、51本目の鑑賞。
成瀬監督作品で、未見の作品としては最も巷の評価が高い作品だけに、観る前は俄然、期待が高まった。

成瀬監督の最高傑作は、加山雄三が本作と同じく主演した『乱れ雲』だと個人的に思っているが、メロドラマという部分で、多分に共通点が感じられ、更に期待が高まり、観る前の緊張感は、最近にはないものがあった。

さて内容だが、加山雄三と、その義姉である高峰秀子との禁断の愛を描いている。
100分にも満たない作品ながら、成瀬監督にしかできないような丁寧な描写で描かれ、濃密な内容となっている。
特にラストシーンは、情感極まる凄まじいまでの完成度である。

ただ、『乱れ雲』に劣る点は、加山雄三の演技にどうも真実味を感じないことだ。
18年間も一つ屋根の下に暮らし、その間ずっと高峰秀子に対する愛を隠していたという設定にしては、熱意が足りない気がした。

又、最後の諦めの早さにも違和感を感じた。
特に成瀬映画なら、もっとパワー漲るしつこさを期待してしまう。
『浮雲』を観た時に感じた、あの観る者のパワーを奪う様なネチっこさが欠けているのだ。

ただし、名作・佳作揃いの成瀬映画の中にあっても、なるほど評判が高いだけあって、上位にくる作品ではある。
そして又、高峰秀子の演技は、加山雄三の熱意が足りない演技を圧倒するかの様に凄まじく、殊に乱れた髪で立ち尽くすラストショットは、強く瞼の裏に焼きついた。
にじばぶ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-05-23人生は四十二から67.75点
2024-05-21逃避33.00点
2024-05-20居酒屋兆治76.30点
2024-05-18赤い私と、青い君77.00点
2024-05-18復讐は俺に任せろ56.90点
2024-05-17クレマチスの窓辺55.00点
2024-05-17影なき男(1934)16.40点
2024-05-15リビングの女王11.00点
2024-05-14ミラノの奇蹟56.71点
2024-05-12還るばしょ44.00点
乱れるのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS