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タイトル名 |
カッコーの巣の上で |
レビュワー |
にじばぶさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2010-10-13 00:28:59 |
変更日時 |
2010-10-13 00:32:03 |
レビュー内容 |
ジャック・ニコルソンの演技が実に素晴らしい。 話としても、非常に面白い。
精神病院という閉鎖空間での出来事を、ヒューマン色豊かに、そして精神的に残酷なシーンを織り交ぜながら描き、観る者を虜にするゾクゾクワクワク感。
ジャック・ニコルソンが看護師長に襲いかかり首をしめ、看護師長が白目を剥いている時、私は残酷なシーンと思いながらも、「いや、ひと思いに絞め殺してしまえ」と思ってしまった。
ラストには、あれだけ人間味と野性味あふれたキャラだったジャック・ニコルソン演じる主人公が、ロボトミー手術(開頭手術)を施され、その人間性を永遠に封じ込められてしまうというショッキングなシーンが出てくる。 人間味と野性味あふれたキャラだっただけに、余計にショッキングなシーンである。 チーフという大男が自分の殻を破り、病院の外へ走り去っていくラストも味わい深い。
ヒューマンドラマとして、アメリカ映画史に残る傑作である。
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