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タイトル名 |
七つの大罪(1952) |
レビュワー |
にじばぶさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2012-03-04 16:42:17 |
変更日時 |
2012-03-04 16:45:42 |
レビュー内容 |
イタリア、フランス人監督が競演するオムニバス。 進行役に“貴公子”ジェラール・フィリップ。
◆第一話/貪欲と憤怒: ドケチ主人も凄いが、身勝手な妻も凄い。 ある意味、似た者夫婦。
◆第二話/怠惰: SFコメディで、今観るとさすがに白けてしまった。
◆第三話/淫欲: スカートめくれまくりでテンション高め。13歳の少女の想像妊娠騒ぎの顛末は、何とも微笑ましく印象的。
◆第四話/嫉妬: 猫に嫉妬する妻。金髪女優選びのセンスと趣味、そして、その女優の心の内を描く術は、さすがロベルト・ロッセリーニ。
◆第5話/美食: 観ている男子をあざ笑うかの様な、“美食”なオチは、かなりエスプリが効いていて、上質なチーズさながらにスパイシー。
◆第6話/高慢: 新旧女優対決、フランソワーズ・ロゼーとミシェル・モルガン。この二人が演じた毒気たっぷりで、息の合った母娘の演技が素晴らしい。
◆第七話/第八の大罪: 進行役ジェラール・フィリップ自らが出陣!観客の心の裏をかいてみせるラストに唖然。しまりが良い。
オムニバス映画が元々好きなので、全体的にかなり楽しめた。 この様な良質なオムニバス映画が、あまり陽の目を見ていないのは残念なことである。 |
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