みんなのシネマレビュー
女はそれを待っている - にじばぶさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 女はそれを待っている
レビュワー にじばぶさん
点数 7点
投稿日時 2008-07-27 01:03:06
変更日時 2008-07-27 01:06:47
レビュー内容
前半はベルイマン作品らしい苦悩に満ち溢れた内容で、気分はかなり落ちる。
それでもベルイマン作品ならではの映像にひきつけられた。
そしてラストは、ベルイマン作品らしいまとめ方で、何かを世に問うような問題提起をしつつ、だが単なる暗い話に終わらせずに、希望の持てる部分を残して、作品に幕を閉じる。
この辺の配分が実に絶妙で、とても巧い。

話としては、とても皮肉にみちた内容である。
子供を望まない女性には子供を授け、妊娠を望む女性は流産を繰り返し、順調に妊娠していた女性には最後の最後で死産、という無慈悲な内容。

だが、子供というものは天からの授かりものであり、産まれるか産まれないかは、人知の至るところではない。
そういった現実の厳しさ、自然の法則の残酷さをベルイマンは観る者に訴えかけてくる。

人間の誕生の神秘、どうにもならない運命、自然の摂理というものの力、そういった要素がふんだんに組み込まれた作品である。
これは現代にも通ずるテーマであって、人工授精や代理母などの、現在進行形な社会的問題にも十分参考になる内容であった。

真面目な作品であり、重苦しい側面もある作品だが、ベルイマンの生命の誕生という問題に対する真摯な考えが、とてもよく伝わってくる作品だ。
中絶などを安易に考えている人間にとって、何よりもタメになる作品かもしれない。

学校の性教育、特に避妊や中絶などをテーマにした授業で、この作品を生徒たちにみせると良いような気がする。
にじばぶ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-06-10レミーのおいしいレストラン36.63点
2024-06-08ドーナツもり44.00点
2024-06-08めぐり逢い(1957)57.21点
2024-06-0700.00点
2024-06-07ブンミおじさんの森55.06点
2024-06-06ぼくのエリ 200歳の少女77.10点
2024-06-04ミュンヘンへの夜行列車66.00点
2024-06-04彼岸のふたり11.00点
2024-06-03ハッピー・オールド・イヤー66.00点
2024-06-02ハレルヤ56.00点
女はそれを待っているのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS