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タイトル名 |
ざくろの色 |
レビュワー |
にじばぶさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2011-06-27 00:35:05 |
変更日時 |
2011-06-27 00:38:52 |
レビュー内容 |
色彩と構図だけで勝負したら、この映画の右に出る作品はないだろう。
台詞を排し、時折り入る語りも音声がしぼられており、色彩と構図をひたすら強調した演出も、さりげなく巧みである。
ソフィコ・チアウレリの美しさも鮮烈。 特に、白装束・白塗りの彼女は、神秘的なまでの美しさとオーラを放っている。 目じりが印象的な女優で、もっと沢山の作品で彼女の姿を拝みたかったものだ。
強いて苦言を呈すれば、映像的な美しさと物語としての面白さが両立していないところ。 だがこれは、究極的に色彩と構図に焦点をしぼった結果だとも言える。 それだけ、絵画的美しさに特化した、孤高の作品だった。 |
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