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タイトル名 |
存在のない子供たち |
レビュワー |
トントさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2020-11-22 00:01:05 |
変更日時 |
2020-11-22 00:01:05 |
レビュー内容 |
面会に来た母親の口から、一人死んだが、新しく子どもが生まれると聞かされる。 そこでブチぎれたゼノン。 テレビ局に電話して、両親を訴えるという。 面倒見切れぬくらいなら、子どもを産むな。 僕を生んだ罪で両親を訴えるのだ。 しかし、今度生まれてくる子供は、もうすぐこの世に出てくるのだ。 その子も生活に困窮した日々を送るのだろうと、ゼノンは呆然とする。
ここでポイントは、両親が、一人死んでも、また産めばいいという考えをもっているのだ。 たとえ、愛をいっぱい与えなくとも・・ これは、実はこの両親も、同じような境遇で育っているため、さほど 罪悪感をいだけないのだ。 負の連鎖である。
闇の業者が出てくるが、これは臓器売買だったかもしれない。 そこまでは映画では描かない。
「火垂るの墓」「誰も知らない」などを思い出す。 世界は豊かになっているという。 でも、まだこのような事実があるのも確かなのだ。
傑作! |
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