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タイトル名 |
7月4日に生まれて |
レビュワー |
トントさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2025-07-05 20:36:33 |
変更日時 |
2025-07-05 20:44:03 |
レビュー内容 |
政治色の強い映画監督オリバーストーンの作品。 戦場のシーンは「プラトーン」にも似てて、「プラトーン」その後の作品ともいえる。
障害を持った復員兵が、国内でどんな境遇におかれるか、といえば、 「我等の生涯の最良の年」やハルアシュビーの「帰郷」を思い出すが、 この映画はさらにもう一歩踏み込んで、政治とともに生きてる「国民」というものを描いてる。 その点が、オリバーストーンの腕の見せ所で、この話は、実際ベトナム戦争で特殊部隊にいたという彼の 告白のような性格があるのでは?と観てて、思った。 そこが、アメリカ映画の深みとも言えようか?
政治を描いて、「国民」を描く。 これは、本当に作家として、なかなかできることではないですよ。 ラスト、自らの体験を著書にして、政治活動におもむくところで、 「ホームに帰ってきた」というセリフは、民主主義の映画の出色のセリフだと敬意を表したい。 |
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