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タイトル名 |
コントラクト・キラー |
レビュワー |
トントさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2014-05-31 21:33:44 |
変更日時 |
2014-05-31 21:33:44 |
レビュー内容 |
カウリスマキって絶望してる人が淡々としてるんだよね。他の国の映画だったら、大声で騒いだり、誰かを傷つけたりするのに、この国の風土でしょうか、静かに運命を受け入れるんだよね。じゃぁそんな国だったら、みんな優しいのかって言ったら、「人生は美しい」とか言う殺し屋が殺人現場で彼に罪をなすりつけたり、結局、損する人は損をするんだろうね。彼の映画はホント、そう。損する人は損するんだけど、ある限界点が来たら、犯罪でも自殺でも淡々と実行する、そんな人たちを見つめてる。結局、どこの映画にもあるパターンなんだけど、彼はそれをのんびりしたテンポで描くもんだから、こちらとしては、そんなに気が荒まないんだよね。不思議な感性だね。彼自身も絶望通り過ぎちゃって、不思議な心の安らぎの中にいるよう・・。彼は、表現を通して、不安を押しつけない監督なんだね。だから、彼の作品はもう一回観ようって気になるんだ。 |
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