みんなのシネマレビュー
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド - K-Youngさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
レビュワー K-Youngさん
点数 8点
投稿日時 2008-05-19 19:51:17
変更日時 2008-05-19 19:51:17
レビュー内容
赤茶けた荒涼とした土地に「石油」が眠っている。ブラッド…見えない所に熱く堪り、事があれば吹き出す石油への比喩。日焼けで赤茶けてざらざらしたオイルマンの顔、その下にも「血」が流れている。石油と血、というどろどろした液体のメタファーで、潤いの無い大地と人間性の欠片もない人間を繋げ、二重映しでドラマは進む。結末は悲劇になるより他はない。ただし、インチキ宗教家をやり込めるラストは予想外。人間の少しはあるはずの良心/宗教心(インチキ宗教家をいいように捉えての提示)を完膚無きまでに蹂躙して終わる。だからといって救いがないのではない。救いの無い人間を描くのは、ヒューマニズムを信じたい事の裏返し。「血があるのだ」と最後にタイトルが出る。制作者の裏返った願いがこもる。人によってはボギー主演の「黄金」の人間の強欲の虚しさを思うだろう。結末に「ジャイアンツ」のJ・ディーンの末路と重ねるだろう。心の闇とその転落のドラマに「市民ケーン」を見る人もいるだろう。市民ケーンの幼少の傷は、このオイルマンでは無神論/物欲主義として、摺り合わせてみるのも面白いかもしれない。
K-Young さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2013-06-02グランド・マスター85.80点
2013-05-12ラスト、コーション87.19点
2013-03-17フライト66.42点
2013-02-19ゼロ・ダーク・サーティ76.83点
2013-02-11東京家族76.34点
2013-02-02ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日87.34点
2013-01-14ロシュフォールの恋人たち77.78点
2013-01-13レ・ミゼラブル(2012)77.00点
2013-01-13LOOPER/ルーパー65.93点
2012-12-26ホビット/思いがけない冒険76.36点
ゼア・ウィル・ビー・ブラッドのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS