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月に囚われた男 - アンドレ・タカシさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 月に囚われた男
レビュワー アンドレ・タカシさん
点数 7点
投稿日時 2011-04-04 22:27:33
変更日時 2011-04-11 21:11:52
レビュー内容
まず最初に月の裏側での労働環境の非人間的側面を見せる導入が上手い。孤独と闘うことがテーマなのかと思わせたうえで足元をすくわれるような展開にゾクゾクします。クローン技術がもたらす不具合を大上段に構えるのではなく、主人公が感じる違和感として見せる展開も上手い。自分と同じ顔と同じ記憶を持つ者がすぐそばにいる。今後、起動する自分がたくさんいる。その状況を想像すると、今度はクラクラする。そして個の存在があやふやに崩れていく感じがとても怖い。さらに、たぶん地球で普通に暮らしているオリジナルの「自分」がこの企てに賛同している前提であることに思い至る。これは「自分」と同じ思考を持つ人間が認めたこと、つまり「自分」が認めたことで、混乱が深まります。良い意味で裏切られるのがロボットのガーティの行動です。真相に迫る主人公を抹殺するのかと思ったら、しっかりロボット三原則に則って機動している。本編中に「自分」を除く唯一の味方が血の通わないロボットだったということが物語世界を際立たせます。贅沢を言うと、最後の結び方には少し不満が残りました。株価暴落とか言ってたので、この未来世界にはクローンの使役に不正、もしくは非倫理的という判断があるらしい。せっかくクローンの在り様を良い具合に掘り下げているのに、企業不正に落として気分を晴らすだけでは勿体ない。物語にしっかり人の感情が織り込まれているので、最後までそこにフォーカスして欲しかったです。「ブレードランナー」のレプリカント然りですが、そこまで突っ込めばさらに作品のランクがあがったと思います。
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