みんなのシネマレビュー
レイチェルの結婚 - Sgt.Angelさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 レイチェルの結婚
レビュワー Sgt.Angelさん
点数 8点
投稿日時 2009-06-29 17:22:34
変更日時 2009-06-29 17:34:27
レビュー内容
期待以上の良作だった。家族ならではの息苦しさ、残酷さ、温かさが見事に描かれている。トラブルメーカーの妹キム、しっかり者の姉レイチェル、頼りない父、離れてはいるけれどやはり一番頼れる母。彼らには皆違った側面がある。母親とか父親とか以前に一人の人間だから。
家族は、どんな時でも自分を受け入れてくれるもの。それに間違いは無いしそうであるべきだと思う。しかしそうは言っても一人の人間の集まりなのだから、受けてしまった傷はそう簡単には治らない。お互いその事には触れないように、忘れようとしているわけじゃないが、そんな話をしても自分がさらに傷つき苦しむ事になる。
だからあの一家の心の傷の原因であり、傷そのものであるキムを姉も父も自分の傷に触るように、悪化させないようにそっと接する。
キム自身も自分がどのような存在であるかはよく分かっている。それでも普通に接する事が出来なくて衝突してしまう。そこで初めて辛く当たってくる姉の心情を聞き、その場を取り繕ってばかりの父の脆さも知った。皆同じように苦しみを抱えていたのだ。
改めて自分が一家に残した傷を見てしまい、自分を受け入れてくれる人を、傷を少しでも癒してくれる人を求めて母のもとへいく。しかし一番強い人だと思っていた母でさえ大きな傷を負っていた。
誰にも癒してもらえず、心身ともにボロボロになってキムがたどり着いたのはやはり家族のもとだった。
その傷を治す事は出来ないかもしれない。でも家族がいれば少しは乗り越えていけるかもしれない。辛い事も多いけれど、それが出来るのは家族だけなのだ。例え一人の人間の集まりで、脆くて扱い難いものでも、家族はそう簡単に壊れるものではないから。良くも悪くも、家族はいつでもつながっているのだから。
ラスト、家族の温かさを知ったキムが施設に戻っていく姿には素晴らしい清々しさを感じた。
Sgt.Angel さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2010-06-16アウトレイジ(2010)96.59点
2010-04-25タイタンの戦い(2010)44.98点
2010-04-10第9地区107.07点
2010-03-28デビルズ・リジェクト~マーダー・ライド・ショー2~96.38点
2010-03-19人間失格74.26点
2010-03-15シャーロック・ホームズ(2009)86.02点
2010-03-15パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々44.40点
2010-03-06パブリック・エネミーズ75.76点
2010-03-06コララインとボタンの魔女96.74点
2009-09-20続・夕陽のガンマン/地獄の決斗107.34点
レイチェルの結婚のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS