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タイトル名 |
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い |
レビュワー |
民朗さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2013-02-17 17:43:24 |
変更日時 |
2013-02-17 17:43:24 |
レビュー内容 |
父親を9.11で亡くした少年がその喪失感を乗り越えるまで(実際は少し違うが)を描いた成長物語。何らかの事故で残された遺族というのはどこかでその悲しみを乗り越えていかなけれないけないものだ。でもそんな簡単に最愛のひとを忘れられる訳が無い。ではどうするか?オスカーは父親が残した謎の鍵の手がかりを探すためにニューヨーク中を回る。色々な人たちと出会う度に当然色々な人がいて様々な悩みや辛さを抱えた人生を送っていることに気がついていく。一番わかり易いのはオスカーの祖父だ。この祖父はオスカーの父親、即ち自分の息子を捨てたも同然の冷静に考えたら酷い男なのですが、彼は彼なりにそのことを後悔し、乗り越えようとして生きている。そんな祖父がオスカーに桟橋を渡らせることで、彼の人生を一歩進ませてあげようとするシーンなんかは凄く良かったです。 公開時には賛否両論だったらしいですが、私は再生を象徴させる映画として大変素晴らしかったと思います。同時多発テロから10年、やっと人々が前を向いて進み出すことが出来る、そんな希望が見えました。 |
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