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屋根裏部屋のマリアたち - 民朗さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 屋根裏部屋のマリアたち
レビュワー 民朗さん
点数 7点
投稿日時 2012-09-17 19:27:13
変更日時 2012-09-17 19:27:13
レビュー内容
1962年のパリを舞台としてスペイン人のメイドたちを描くコメディ。主人公は父親の会社を継いで社長職についている基本的に融通が利かない堅苦しい中年男だが、次第に自由奔放なスペイン人のメイドたちの生き方に惹かれていくというストーリー。序盤は主人公の妻がメイドを存外に扱っている描写やメイドたちの劣悪な生活環境(壊れて詰まってしまった共同トイレが大写しになったりする)の描写が目立ち、もしかして当時のメイドたちの実情を告発する重い内容かと思っていたがこれが全く違っていた。メイドたちの劣悪な職場環境を扱った映画といえば今年公開された傑作『ヘルプ 心がつなぐストーリー』を真っ先に思い出すが本作は同作の様な人種差別がテーマではない。スペイン人のメイドたちは困った際にはお互いに助け合いいとも簡単に困難を解決していく。イキイキと家事をこなしていくその魅力的な姿をつい羨望せずにはいられない。それほどに彼女たちは楽しんで日々を生きているのだ。このメイドたちの豪快で観ていて楽しくなるような生活感を監督は実に見事に描いている。監督が少年時代に実際にメイドがいる生活を送っていたからこそ可能であった演出だろう。また日々を買い物とランチとママ友とのブリッジに費やす夫人が良い対比となっている。物語は途中から夫人が勘違いにより主人公を家から追い出して仕舞い、仕方なく主人公はメイドたちと共同の生活空間に身を置く展開となるのだが、主人公はメイドたちと触れ合うことで人生に自由な喜びを感じるようになる。つまりメイドたちは人生を謳歌していない人々に人生の楽しみを覚えさせる所謂触媒のような存在なのだ。また同時に主人公は自分の家の美しいメイド、マリアに次第に恋愛感情を覚える様になってしまったから話は大変なことになってくる。ただ本作はコメディであるのでドロドロな人間模様になることは無く基本笑いながら彼らの騒動を楽しめる。特に主人公が気になるマリアと親しくなろうとスペイン語で会話を図ろうとするシーンはお約束ながらも爆笑モノの名シーンとなっている。適度な笑いの中にしっかりと生きるヒントを与えてくれる本作、自信を持って良作とお勧めできる作品である。
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