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デンジャラス・デイズ/メイキング・オブ・ブレードランナー<TVM> - S&Sさんのレビュー
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タイトル名 デンジャラス・デイズ/メイキング・オブ・ブレードランナー<TVM>
レビュワー S&Sさん
点数 7点
投稿日時 2025-07-15 23:47:04
変更日時 2025-07-15 23:47:04
レビュー内容
『デンジャラス・デイズ』とは撮影前の『ブレードランナー』のタイトル、こりゃぁセンスが無いなあと正直思ったけど、今や伝説となっている撮影中のトラブル・揉め事を予言していたようで、なんか皮肉が効いています。まあ製作から25年経っているので確執のあった面々も懐かしむかのように冷静にインタビューに答えているが、救いなのかな。この頃には本作はすっかりカルト的な傑作としての評価が定まっていたので、散々ケチを付けまくっていた映画会社や出資者たちも、今やこの作品に関わったことがキャリアの中で輝く勲章になっているけど、今さらドヤ顔してるのにはなんか腹が立つ。とくに700万ドル出資したという二人(ジェリー・ペレンチオとバッド・ヨーキン)が果たした役割は悪い意味で大きかったみたいです。あの有名なユニコーンのシークエンスをカットさせた犯人がこの二人だったみたいです。インタビューでも、ほとんどカネの話しかしてなかった感じで、印象は最悪。 映画中でも言及されているが、やはり『ブレードランナー』は最後のアナログSF映画という位置づけになるんでしょうね。この映画独特の世界線である”夜・雨・煙”は、予算が足りないために昔の映画のオープンセットを使うので粗が目立たないようにするための、リドリー・スコット苦肉の策だったというのは、ちょっと意外でした。でもアナログ技術であそこまでの世界観を見せてくれたスコットのイマジネーションは、やはり驚嘆すべきものだと思います。特撮シーンの試写を観たフィリップ・K・ディックが「一体どうやってこれを創った?私の頭の中を見たのか?」と驚愕しています。あと目立つのは、スコットやショーン・ヤングとの撮影中での確執が有名だったハリソン・フォードが、すっかり穏やかに大人の対応をしているところです。もっともスコットの方もフォードのことを、やたらと“名優・名優”と持ち上げてるのでどっこいどっこいですがね(笑)。英国人スコットとアメリカ人スタッフとの“Tシャツ戦争”のエピソードは、いい歳した大人同士がガキみたいな喧嘩をしていて、ちょっと呆れてしまいます。 ご存じのように『ブレードランナー』は、公開時には惨敗とまでもいかないにしても興行的には振るわない結果に終わりました。やはり“早すぎた映画”だったので、当時の観客にはウケなかったのは当然の帰結だったのかな。私はこの映画の本質は、世界初のSFアート映画だったと思っています。
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