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呪いの館 血を吸う眼 - S&Sさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 呪いの館 血を吸う眼
レビュワー S&Sさん
点数 5点
投稿日時 2013-11-16 21:23:02
変更日時 2013-11-16 21:23:02
レビュー内容
『血を吸う』シリーズも第二弾になってようやく真打ち岸田森が登場、ようやくヴァンパイア映画らしくなってきました。実はこの人設定では父親がドイツ人(大滝秀治がカツラ被って演じてますが、とても外人には見えない!)ということなので、論理的には白人かハーフと言うことになります。牙を剥いて獲物に襲いかかるところはなかなかの迫力で、さすが邦画界随一のヴァンパイア役者だけのことはあります。冒頭のシーンで映る能登半島の海岸の夕暮れ空は血の色を思い起こさせるどす黒いオレンジで、その幻想的な映像はハマー・プロのホラーに匹敵する水準かと思います。 物語は秋子と夏子と言う姉妹に秋子の恋人の医師が中心に展開しますが、妹の夏子は岸田森に血を吸われてお仲間になってしまいます。ヒロインは秋子なんですが、どこか由美かおるに似ているコケティッシュな妹の方に眼が行ってしまいます。この女優は江美早苗と言って、なんと由美かおると同じ西野バレエ団出身だったんですね。映画出演はたった五本で本作がいちばん大きな役ながらこの後すぐ引退。その後中里綴という名前で作詞家として活躍し南沙織や少年隊など多数の歌手に詞を提供しましたが、昭和63年に殺人事件に巻き込まれて非業の死を遂げるという数奇な運命をたどった人です。岸田森に血を吸われて呪われちゃったのかなぁ…
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