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タイトル名 |
遊星からの物体X |
レビュワー |
だみおさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2010-10-23 17:41:35 |
変更日時 |
2010-10-23 17:42:38 |
レビュー内容 |
カーペンターといえば「B級」って言い方されますが、この作品だけは「名作だな!」と思います。CGのない時代の特撮のなかでも、このあたりの作品の技術は下手なCGより魅せてくれます。でも特撮が良いだけで名作なのではなく、疑心暗鬼になっていく心理展開や、物事の見せ方がとてもいいです。疑心暗鬼は解決しないまま、極寒のなか二人残されるエンディングもいい余韻。今時のお気楽CGで続編なんか作られちゃ興ざめしちゃうだろうけど、しっかり手作りで重厚な続編orリメイクなど見てみたい気がします。音楽ですが、いつも自作で済ます監督が、なぜわざわざエンニオ・モリコーネを起用したのかいつ見ても不思議。重低音がドンドンと繰り返されるフレーズはカーペンターお得意のもので、この作品でも自作で十分だったのでは? と思ってしまう。けど、モリコーネのおかげでシンプルに抑えが利いたのかな? 打楽器音みたいなのが混じる感じもいい具合でした。 |
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