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風と共に去りぬ - 果月さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 風と共に去りぬ
レビュワー 果月さん
点数 7点
投稿日時 2010-10-14 12:01:20
変更日時 2010-10-14 14:20:54
レビュー内容
ハリウッド映画を語るうえではずせない1本のひとつ。映画作りにかけるスタッフの情熱、俳優のオーラ、スケール感、戦争の傷、今では問題となる差別的部分、この時代の空気がビリビリ伝わる。社会に与えた影響も大きい。黒人女性初のオスカーを生んだが、黒人女優のイメージを固定させてしまい、その打破に相当な時間を費やす悲劇も生む。南北戦争は「奴隷解放の戦争」と言われがちだが、本質は利害戦争である。だから戦後に差別法(ジム・クロウ)が施行された。戦争は常に利益によって起きる(戦争で大儲けした米国は特に)国民62万人もの戦死者(第二次世界大戦の倍)をだし、戦場になった国内は荒廃。以後、アメリカは戦場が他国になるようにする(世界各地の米軍基地はその為)
映画の内容はスカーレットという女性の生き様である。奔放で我侭で自己中な彼女。一見悪女だがお嬢様で何一つ不自由なく育てられたから当然だろう。自分に正直にアイルランド系の逞しさで生き抜いていく。不道徳的かもしれないが卑怯でないところが私は好きだ。が、正直な生き方など許されないのは今も昔も同じで、振り返らずに突き進んだ結果すべてを失う。残ったのは故郷(思い出)と明日への希望だけ。これは今のアメリカが失った誇りである。皮肉な事にベトナム戦争で破壊と殺戮に蹂躙されながらも、希望を失わずに土地を守りぬいたのはベトナム側であった。誇りを失ったアメリカは急速に病んでいく。この映画はアメリカが夢を見れた頃に作られた作品なのだ。共感出来るかどうかは別として、そういう意味でも観る価値はあると思う。
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