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タイトル名 |
狐の呉れた赤ん坊(1945) |
レビュワー |
アングロファイルさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2013-04-30 21:23:34 |
変更日時 |
2013-05-02 19:35:42 |
レビュー内容 |
これまた正統派の人情喜劇ですが、シナリオがかなりうまい。伏線の使い方が巧み。特に終盤の「もう一度死ね!」は、すばらしいと思います。入れ墨の一件も嬉しくなります。ラストでおときちゃんは照れて喜んでいますが、それは善太の母親代わりになりたかったわけではなく、純粋に寅のことが好きだったということです。それでよけいに、さわやかな気分になるということ。賀太野山が事情を知っていたというのはちょっとうますぎるかもしれませんが、それも小さな疵でしょう。阪妻はじめ出演者は役にはまっているし、小道具をうまく使った演出もよかった。ある種優等生的なところはありますが、非常によくできた映画でしょう。とはいえ、それと個人の好みとはまた別なので、この点数です。 |
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