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タイトル名 |
ローン・レンジャー(2013) |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2025-06-01 22:20:23 |
変更日時 |
2025-06-01 22:20:23 |
レビュー内容 |
大コケしたのがよくわかります。 まずはコメディとシリアスのバランスの悪さ。 このストーリーに笑いはいらないでしょう。もっと復讐に燃えてほしいのに、やたらとコメディ挟むもんだから、笑えないどころか不謹慎にすら感じてしまいます。 そもそものストーリーがなかなかの胸糞展開。 主人公の兄とその仲間のレンジャーたちは、まさかの仲間の裏切りによって全滅の憂き目にあいます。皆殺しです。しかもコリンズがなぜ裏切ったのか、その理由は語られません。 更に、中盤から終盤にかけて、何の罪もない先住民たちが皆殺しにされます。しかも『お、ここから逆転劇が始まるのか?』と期待させておいてから、まさかの近代兵器登場で一方的な虐殺です。胸糞です。 ちなみに回想シーンでもトントの故郷の村が皆殺しにされています。しかも助けてあげたブッチとコールの手によって。1つの作品内で、先住民たちを2回も皆殺しに。とてもDisney映画とは思えません。 コールとブッチが裏で手を組んでいて、『銀』とその『輸送手段』を手に入れるため、邪魔者を次々と消していたわけです。極悪人です。騎兵隊のキャプテン・フラーまで、自分の罪(先住民虐殺)を隠蔽するため、コール達の側に立ってしまいます。 こんなとんでも野郎たち相手なんだから、主役の2人は有無を言わさぬ活躍をしてほしいのに、もう終盤まではだらだらだらだら。 早く2人で力を合わせて立ち向かってほしいのに、いつまでたってもいがみあい。 極めつけは、ブッチに復讐できる最大のチャンスが訪れたのに、あろうことか唯一の味方であるトントをスコップで殴って気絶させ、ブッチを助けるジョン。正気の沙汰とは思えません。それがおまえの正義かよ。 そもそもこいつはたいした戦闘力もないくせに、ずーっと甘っちょろいこと言っていて、それがまた腹が立つ。 ディズニー映画なので、もしかすると大人向けではないのかもしれません。ずっといきあたりばったりだし。 かと言って、子供が見るにはストーリーも人間関係もごちゃごちゃしていてわかりづらい。 こんな、どの世代が見ても楽しめない映画、コケて当たり前です。 |
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