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タイトル名 |
幕が上がる |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2025-06-07 01:36:37 |
変更日時 |
2025-06-07 01:36:37 |
レビュー内容 |
全然ダメというわけではありません。 例えば、百田夏菜子演じる高橋さおり。 吉岡先生の前でふてくされるシーン。心の中で悪態をつくシーン。そーいったものは自然な演技ですごく良かった。 一方、ちょっと長めの『語り』になると、途端に拙さが出ます。 『真面目なセリフ』『クサいセリフ』『自分語り』などは顕著に出ます。 そのセリフの中身の青臭さと、セリフ回しの拙さがあいまって、もうかゆくて見ていられないレベル。 また、脇を固める黒木華、ムロツヨシ、伊藤沙莉がうますぎて、実力差が悲しいほどに出ちゃってます。 一度それが気になりだしちゃうと、なかなか物語に入り込めないものですね。 他の高校の演劇シーンも挿入されるのですが、それがまた上手いわけです。 とてもももクロメンバーの演技力で全国は無理だったと思うので、県大会がスタートするところで終わらせたのは、タイミングとしてはベストだったと思います。また、映画のタイトルをここで最後の最後に入れてくるのは、ニクイ演出です。 また、有安杏果だけでなく、百田夏菜子やしおりんも舌っ足らず。あーりんは棒読みが多い。 そんななか、高城れに演じる『がるる』だけは、なんの違和感も感じませんでした。 もしかして、ももクロのなかじゃ一番演技がうまいのはれにちゃんなんじゃ・・。 退屈になりそーな映画を支えていた立役者の一人は、まちがいなくれにちゃんだと思います。 そしてなんと言っても黒木華演じる吉岡先生が素晴らしかった。 完全にももクロを食ってしまう、圧巻の演技力。吉岡先生が途中で離脱しちゃったときは、この映画の行く末どーなんのと、本気で心配してしまうくらい。本作は、黒木華にかなり助けられている印象です。 |
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