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タイトル名 |
ヒロイン失格 |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2025-06-20 03:02:05 |
変更日時 |
2025-06-20 03:02:05 |
レビュー内容 |
桐谷美玲が出ている作品はいくつか見たことがあります。女子ーズとか。 その中でも、群を抜いて今作の桐谷美玲は魅力的。 まずこんな美人が、こんな振り切った演技をすることに拍手を送りたいです。 めっちゃ変顔しまくるし。変顔通り越してめっちゃブスだし。でもそんな顔を惜しげもなくさらしちゃう、その役者魂みたいなものになんだかすごく好感がもてます。 今までまったく興味がなかった女優さんだったんですが、俄然これからの出演作を見るのが楽しみになりました。 リタは最初のうちこそ、くっそイケメンだったんですが、後半になるとイケメンバブルがはじけちゃった感じ。 安達を不良から助けたり、偏見を持たずに安達と仲良くしたりすんのは、すごい印象が良かったんですけどね。 後半になるとあっちにフラフラ、こっちにフラフラ。ヒロイン失格のまえに、主人公失格でしょ、こんなの。 登場シーンこそ軽薄大王チャラ仙人の弘光君、後半は中身もメッチャイケメンに。弘光くんのほうが、よほど印象良かったですよ。 弘光くんが、安達さんやリタに『悪いやつだねー、』のはいりで痛いとこつくシーンめっちゃ好き。 『はとりさんのこと本当に思うんだったら、別れてやりなよ』は名台詞。 映画そのものの構成は、前半コメディ、後半王道ラブストーリーって感じ。 クソ寒いはとりの暴走コントで埋め尽くされる前半。めっちゃバカ映画の体を成しておきながら、要所要所をシリアスにしめる。終盤は完全にガチ恋愛モード。そのぶん、笑いのレベルはゼロになり、・・・ちょっとだけ退屈に・・・。 これ、前半とのギャップでいくと、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』に匹敵するレベルです。 でもそのギャップがこの映画に限って言えば、なんかうまい隠し味になっちゃって。 あんだけおばかモード全開だったくせに、後半は乙女モードになって、ギャップで萌えさせるずるい映画。 あまりに過剰すぎる演出にちょっとだけ減点。 でも最後の『心地よいありきたりハッピーエンド』は悪くないです。 |
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