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タイトル名 |
アーロと少年 |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2025-06-15 07:45:13 |
変更日時 |
2025-06-15 07:46:48 |
レビュー内容 |
映像はもうほんと、ものすごい。 実写を超えてんじゃねーか、っていうくらい自然の描写がすさまじい。草木もそうですが、特に『水』の描写がすばらしい。 あるいは、この大自然をアニメーションで表現したかっただけで、ストーリーなんて何でも良かったんじゃないかとすら思わせます。 首長竜のアーロと、おそらく人間の子供のスポット。この2人の交流のみの90分。一応事件やイベントはちょこちょこありますが、とにかく中身がないのでかったるいのは否めない。 序盤は結構好きでした。序盤は恐竜家族の物語。長男、長女の成長。2人に対し、どうしても見劣りする末っ子アーロ。そんなアーロをなんとかしようとする父親とのドラマ。このあたりまでは王道ながらも地に足のついたプロットでわかりやすい。物語にも入りやすい。そしてここからアーロが成長し、家族を驚かせていくんじゃないかという期待感もあります。でもそうはならない。物語は思いもよらないい方向へと転がっていきます。正直、お父さんを死なす必要はなかったんじゃないかと思います。 父親離脱後のアーロのバディはスポットに。 ですが、肝心のスポットがなぜアーロになつくのか、追いかけまわされていたのになぜアーロを助けたのか、その理由がわかりません。スポットが出てきてからは、良くも悪くも『出たとこ勝負』『行き当たりばったり』の90分。 ・・・まあ、映像だけで楽しめるので、お子様には良いのかもしれません。 ですが恐竜好きの私としては、子供が見るには間違った情報満載なのが気になり始めます。 肉食恐竜と草食恐竜が仲良くしたり。 人類と恐竜が同時期に生きていたり。 ちなみに本作では知性があり、言葉を話すのは恐竜のほう。 人類代表スポットは、言葉は話せないし、恐竜よりめちゃめちゃ野生。 アーロとスポットの関係は、まるで猿の惑星みたいでした。 |
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