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タイトル名 |
グッドナイト・マミー(2014) |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2025-06-18 13:05:52 |
変更日時 |
2025-06-18 13:05:52 |
レビュー内容 |
冒頭5分。母親とエリアスとルーカスのファーストコンタクト。 食卓での一幕。ここで、『あ、これはルーカスは存在していないな・・・』と気付かされます。だってあまりにも不自然だし。 で、そーゆー目線でそこから先を見てしまうと、母がルーカスの発言に一切反応していないことがわかります。この時点でほぼ確定。 そーすると、頭がおかしくなっているのは、母親ではなく子供のほうということになっちゃいます。 ミステリーはミステリーでなくなり、母は怖い存在ではなくなります。 本当は、『母親はいったいどうなってしまったんだろう・・・』というのを、子供目線で見ながら心理的な恐怖を感じるミステリーホラーなんだと思います。ところが真相に気づいてしまえば、もうちっとも怖くない。茶番でしかないわけです。 だから最初の1時間くらいが退屈で仕方ありませんでした。 ところがラスト30分、映画は息を吹き返します。 『これは本当のママじゃない。』と思い込んだエリアス、あろうことか母を監禁。両手両足をベッドに拘束。動けない状態にして、『本当のママはどこだ。』と尋問を始めます。『私がママよ。』と訴えても、『本当のママであることを証明しろ。』と言い返されちゃいます。本当のママであることの証明・・・いや、結構難しいぞ、これ。 そして証明できない母親は、口やら目やら髪やらを接着剤でとめられちゃいます。しかも一度接着剤で閉じた口をはさみ切り開かれるっていうね。これがもう視覚的に痛いのなんのって。おびただしい出血に目を背けます。虫眼鏡で火傷させたり、子供ならではの発想で、工夫を凝らした拷問の数々。 こんな感じのラスト30分。『ハラハラドキドキ、無事に脱出できるかな?』のゲームが展開されて、それなりに見ごたえがありました。 でも、母親助かってほしかったなぁ・・。事故で最愛の子供を一人失った挙句、残されたもう一人から拷問されて殺されちゃうなんて、後味悪すぎ。 |
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