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タイトル名 |
レイニーデイ・イン・ニューヨーク |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2025-07-06 22:48:18 |
変更日時 |
2025-07-06 22:48:18 |
レビュー内容 |
最初はどちらかというとギャッツビーのほうが皮肉っぽくてヤな彼氏って感じです。 それに対しアシュレーはなんだかおおらかで天真爛漫で、そんなギャッツビーを無条件に受け入れている優しい感じが好感度大。 それがニューヨーク入りして、2人が別行動をし始めると、次第に印象が逆転していくのがちょっと面白い。というか上手い脚本だなーと思いました。 アシュレーはミーハーで尻軽な、知りたくなかった本性がどんどん出てくるし。 それに対しギャッツビーは、皮肉ばかり言うちょっと困ったちゃんかと思いきや、一途にアシュレーを思う好青年に見えてくる。 ギャッツビーは皮肉も言うし、不満や愚痴もこぼすけど、本人を前にして決して声を荒げたりしないところはスマートで好きでした。 すべての約束を反故にされても怒らない。TⅤに俳優とアシュレーが2ショットで『新恋人』みたいな報道をされても怒らない。その後アシュレーが下着姿でギャッツビーの前に現れて、『何もなかった』と言っても、怒らない。それどころか翌日、ちゃんと馬車に2人で乗ったりしちゃって。でも悲しいかな、今まで許せていた彼女の無知な部分が、もう許せなくなったと気づいたところで、別れを告げちゃいましたね。そんなときでも、決して彼女を責めたりしない。 ピアノが弾けたり。博識だったり。ポーカー激つよなのに、ギャンブルにのめり込んでいる風でもなかったり。そんなひとつひとつがなんか良かったです。 それに対しアシュレー。突然のモテキ到来で、どんどん調子に乗っていく。著名人や業界人と仲良くなり、言い寄られ、自分は特別な人間でもなったと錯覚しちゃったのかな? アシュレーのなかでギャッツビーの存在はどんどん小さくなっていき、『彼たぶんアスペルガーなの』『彼氏はいるけどいないようなものだから』と言いたい放題。 いやー、アシュレー嫌いだわ~。エル・ファニング大好きですが、アシュレーは嫌いだわ~。 アシュレーが下着姿で雨の中締め出されたときは大笑いしましたわ。ギャッツビーの自虐ピアノも笑えたけど。 四兎を追うもの一兎も得ず。 そしてギャッツビーはチャンとハッピーエンド。 すっきりしたし、面白かったのですが、ごめんなさい、ちょっとだけ退屈でした。 |
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