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穴(1960) - 仁さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 穴(1960)
レビュワー さん
点数 9点
投稿日時 2020-08-21 01:27:13
変更日時 2020-08-21 01:27:13
レビュー内容
ひりつく程に緊張感のある映画は数あるけど、この一編はリアリティーを追求したが為の重さが違う作品になっていると思う。
脱出するための穴をひたすら掘る、掘る、掘る。太い鉄柵をヤスリで削り切る、切る、切る。又、一つ一つの作業内容を克明に見せる所等、無駄にさえ思えるシーンも、見終わってみると全てに意味がある事がわかる。そこには一切の音楽を廃し、代わりにコンクリートを打つ音、鉄柵を削る音だけが延々と続き、これ以上の効果音は無いだろう。この映画で唯一の街のシーンは終盤のマンホールから顔を出すシーンだけど、あれは本当にシャバの空気を感じた。
表情も無く淡々と職務を遂行する看守に対し、寡黙ながら人間らしい表情の5人の囚人たちが生き生きと描かれている所も感情移入させられた。
しかし、ガスパールという主人公は一見育ちが良い若者の様だが、それまでやってきた事はかなりの下衆野朗だと言う事が所々で見て取れる。それだけにあのドンデン返しのシーン直前のガスパールの表情にも騙され、そしてなる程と思わされた。いや、あの時点ではまだ仲間に対して複雑な思いがあったのだろう。更に所長との2時間の話は一切省かれているのであれこれ想像するだけなのもフランス映画らしい。
それにしてもラストの覗き鏡に突然映し出された大勢の看守には度肝を抜いた。
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