みんなのシネマレビュー
うらぼんえ - かっぱ堰さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング


◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

スポンサーリンク
タイトル名 うらぼんえ
レビュワー かっぱ堰さん
点数 6点
投稿日時 2025-05-17 20:58:23
変更日時 2025-05-17 20:58:23
レビュー内容
芸能プロダクション「テロワール」が主催する「短編映画ワークショップ」で制作された映画である。他の短編も見たことがあるので見覚えのある役者が出ている。
題名は盆行事のことなので、物語としても死者と生者の関わりを扱っている。日本古来の祖霊信仰とは直接関係ないようだが、とりあえず死者も生者も安心できる結末だったらしい。終盤の逆転は驚くほどのものではないが悪くない。
素材からするとジャンルはホラーになるだろうが、実際それほど怖がらせる気はないらしい。当初からかすかな不穏さがあって「ちょっと怖いですよね」という台詞もあるが、全体としては微妙にユーモラスで若干の不思議感のある映画ができている。
ほか主人公が絵画教室の講師ということで、映像中の水彩画の色彩感が特徴的だった。また人物関係では序盤で「あさちゃん」の挙動が少し面白いので目を引いた。その他いろいろ考えて作ったところもあるようで、なかなか見ごたえのある佳作と思った。

以下ネタバレ:
・絵画教室の人々は、人気画家(加藤休ミ)のTシャツを着ているとかドローンを駆使するなど現世の動向をちゃんと追っている。けっこう楽しくやっていたようだが最後は主人公と一緒に行ったと思われる。
・「ムカサリ絵馬」が物語にどう関係するかは少し考えさせられた。主人公の絵は単純に現実を描いただけで本来の意味からすると裏返しだが、「あさちゃん」の絵が自分と主人公を描いたとすれば死者同士ということにはなる。役者の年齢で20歳以上離れているので年の差婚かと思ったが、魂であれば見た目の年齢差などは関係なく、純粋な心の問題になるのかも知れない。
・主人公の母親は他の人々と境遇が違っていたらしい。例えばよく言うように自害した人物は成仏できないとかいう事情があって、全部わかっていながら現世にとどまっていたということか。息子をいつまでも自分のもとに置きたい思いはあっただろうが、最後は嫁に息子を取られた形になったようで、全体的にはハッピーエンドでもこの人だけは寂しい結末だったかも知れない。
かっぱ堰 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-07-05黄金バット(1966)43.00点
2025-06-28月光仮面 絶海の死斗55.00点
2025-06-28月光仮面(1958)55.33点
2025-06-21太陽の法 エル・カンターレへの道31.33点
2025-06-21親鸞 白い道55.33点
2025-06-21日蓮55.50点
2025-06-14続 親鸞55.00点
2025-06-14親鸞66.00点
2025-06-14日蓮と蒙古大襲来66.16点
2025-05-31蹄の悪魔55.50点
うらぼんえのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS