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タイトル名 |
ザ・ウォッチャーズ(2024) |
レビュワー |
かたゆきさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2025-07-20 12:23:21 |
変更日時 |
2025-07-20 12:38:57 |
レビュー内容 |
ここは、アイルランドの鬱蒼と茂る深い森の中。ひとたび迷い込もうものなら、どこまでも続く同じような樹々の海と携帯も繋がらないような原始的な環境、さらに日が落ちてしまうともはや何も見通せないほどの闇に包まれ、すぐさま命の危険に晒される。そして、そんな危険な森の奥深くには人々を恐怖のどん底へと陥れる更なる邪悪な存在が待ち構えているのだった――。小さなペットショップで働くミナは、この森を抜けたところにある動物園に希少なインコを届けるため車を走らせていた。ところが途中で車がエンジントラブルを起こし止まってしまう。見渡す限り何もない深い森の中で途方に暮れるミナ。気づくとそこにあったはずの車も消えてしまう。インコを入れた鳥籠だけを手に、森の中をあてもなく彷徨っていたミナは、やがて奇妙な山小屋へと辿り着くのだった。そこには3人の住民がいて、とある理由によりもう長い間この森から出られないでいるという。小屋の壁一面にはマジックミラーとなった巨大な鏡。「この森にはウォッチャーズと呼ばれる恐ろしい存在がいて、夜な夜な私たちを観察するためにこの小屋へと集まってくるの。逃れることは出来ない」。彼らに言われるがまま、夜な夜な何者かに見られる生活を余儀なくされるミナ。果たして彼女の運命は?監督は、これまでアイデア1本勝負で映画を撮り続けるM・ナイト・シャマランの娘さん。そんな彼女のデビュー作となる本作は、親父のDNAを色濃く受け継ぐサスペンス・スリラーでございました。観終わった直後の率直な感想を述べさせてもらうと、むちゃくちゃつまんなかったんですけど、これ。なんか親父のダメな部分ばかりを受け継いでるんちゃうかってくらい、ダメな時期のシャマラン映画って感じでした。とにかく映画としての見せ方が恐ろしく下手。このマジックミラー号みたいな小屋の中に閉じ込められて何者かに観察されるという特異な状況を作り出したいがため、そこに至るまでのストーリーがテキトー過ぎます!主人公がインコを届けるために森にやってくるまではいいのですが、そこから急に車が消えたり、辿り着いた小屋でいきなりすぐ観察生活始まったり、主人公がほとんど疑問を抱かず簡単にそれを受け入れたりと何もかもがふわふわしてて物語世界にさっぱり入り込めません。もっと説得力ある脚本にしてください!あと、夜のシーンの画面が暗すぎて何をしているのかほとんど分からなかったのも大いにマイナス。最後も結局なんやってんみたいな感じで終わっちゃったし。と自分はさっぱり嵌まらなかったのですが、親父も忘れたころにヒットを打つ人なので、いつかは娘さんもホームラン打ってくれるかも?! |
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