|
タイトル名 |
アバウト・シュミット |
レビュワー |
オルタナ野郎さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2012-12-15 00:46:06 |
変更日時 |
2012-12-15 00:46:06 |
レビュー内容 |
ラスト数十秒のジャック・ニコルソンの泣き笑いの表情にすべてを語らせる映画。そこまで観てやっと、今までの約2時間がそのシーンに至るための壮大な前フリだった事に気付く。内容は一応コメディなのだが、引退したサラリーマンの悲哀がこれでもかと無様に描かれるので、微妙に暗かったり痛々しかったりして笑えない場面の方が多い。しかし、少々退屈に感じたとしても、最後まで投げ出さずに観るべきである。晩年に差し掛かっても何者にもなれず、何事も成し遂げられなかった平凡な男に訪れる、ほんのささやかな救いを。「自分の人生に意味などあるのか?」、一度でもそんな自問をした事がある人なら、人生観を変えてくれる1本にもなり得るはず。ただし、終盤に出てくるキャシー・ベイツの裸体には人生観を狂わされるくらいのインパクトがあるので要注意。 |
|
オルタナ野郎 さんの 最近のクチコミ・感想
アバウト・シュミットのレビュー一覧を見る
|