|
タイトル名 |
1408号室 |
レビュワー |
病気の犬さん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2016-05-20 19:11:40 |
変更日時 |
2016-05-20 19:11:40 |
レビュー内容 |
ホラー映画の常套手段として、人が死ぬことは非常に大切。 ほらこんなにやばいんだよ。ということが一目瞭然になるからだ。
でもってこの映画は一人芝居なのでそれが出来ない、 ホラーの巨匠キング先生の偉大なる挑戦というわけだろう。 つまり一人しか死ぬ人がいないので、まさか開始1時間持たず死ぬわけではないだろう。(『サイコ』の例はおいときます。) と高を括ってみることができるわけで、この時点で構造上の不利益は免れない。
この挑戦に対して、この映画はとにかく不合理、理不尽の、いやらしいで攻め続けてくる。
いやはや、怖かった。一人である分感情移入がしやすく、 キャラ説明が要らない分、ホラーの割には心理描写ができており、 キャストが要らない分それなりの役者を準備できる。
構造上の不利を見事に利点に変えたこの作品。 安易なホラーが増え続ける昨今においては一見の価値アリ。 しかし、5点。 |
|
病気の犬 さんの 最近のクチコミ・感想
1408号室のレビュー一覧を見る
|