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タイトル名 |
ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング |
レビュワー |
roadster316さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2025-06-01 22:53:39 |
変更日時 |
2025-06-02 23:05:03 |
レビュー内容 |
正直ね。レコニングの1作目でもうついてけないと思ったんだけど、今作のファイナルレコニングは面白かった。 ミッション自体は複雑なんだけど、目的は単純。敵の大将を捕まえて毒薬USBを取り戻し、沈んだ潜水艦を見つけて元祖のコードを持ち帰る。わかりやすくて、純粋にアクションを楽しめた。このシリーズはそうでなくては。 まあ次から次へと危機の連続。 潜水艦の魚雷発射管から脱出するあたりは、助かるってわかってても手に汗握ってしまったぜ。 しかしね、今回の悪役ガブリエルは本人になかなかたどり着けないだけで、いざ対峙したら弱いのなんの。飛行機でのアクションも結局尾翼に激突して自爆って。ラスボスとしての魅力とか腹立たしさがあんまり感じられなくて、倒した時のスカッと具合も足りなかったのは残念。 いやしかしね。 イーサンに全世界の運命がかかってるって。 それはさすがに興ざめだわよ。 このシリーズってそもそもそんな大きな話じゃなかったじゃん。欲張りすぎだぜ、トム。 なんてことを考えながら鑑賞したものの、アクションには大満足。 ヒロインとしては、グレースよりもフランス人のパリスの方が魅力的だなあと思いつつ、そこに加点。 追記。 アメリカ大統領が自国が核を意図的に使用したことを疑われないように、各国の主要都市に加えて、アメリカ国内の大都市にも核を落とす決断を迫られるシーンが出てくるのだけど。 このシーンはどうしても「未知への飛行」と重なる。 結局イーサン頼みで核を使用する決断はできなかったのだが、「未知への飛行」でのニューヨークに核を落とす約束をクレムリンと交わすジェーン・フォンダの苦悩たるや、想像を絶するものがあった。 本作はそのドラマを描き切るタイプの映画ではないし、その苦悩を持て余した感が否めなかった。自国に(他国にもだけど)核を使用するかどうか考えるなんて、映画とはいえ、我々とハリウッドの核に対する感覚はかなり異なることを改めて感じた次第。 |
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