みんなのシネマレビュー
わるいやつら - K&Kさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング


◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

スポンサーリンク
タイトル名 わるいやつら
レビュワー K&Kさん
点数 5点
投稿日時 2022-02-27 17:06:06
変更日時 2022-02-27 17:33:56
レビュー内容
なるほど、タイトルの通り主要登場人物に善人が居ません。悪いやつばっかりです。
死亡診断書のトリック(?)は、原作が作られた1960年当時、どれだけ説得力があったか解らないけど、医師という立場が特権階級から、イチ職業でしかない今現在から観ると(たぶん公開された1980年も)、『死亡診断書って、やりたい放題なんだぁ』と納得するくらい。この物語のキモは犯罪の意外性ではなく、悪人の騙し合いの方だろう。

「あの先生かて、働くことありますの」「味のわかるような客やおまへん」2代目のボンボン院長。あっちこっちに女を作り、金の工面に奔走。医師という立場が無ければ何の魅力もない、つまらない男。こんな男を中心に話が進むから、どっかでボロが出るのは火を見るより明らか。
自分と繋がりのある人物を同じ方法で殺害ってだけでリスキーなのに、赤い包の処方箋をそのまま渡すなんて、犯罪に対する工夫の跡が見られない。看護婦長の殺害後の後始末も、自分の車で山奥に運んで、きちんと埋めもせず放置と、これまたすごく雑。どう考えても上手くいきっこない犯罪。

戸谷院長の救いようのない転落人生が描かれるけど、なんか意外性もなく“思うツボ”って感じ。証拠をバッチリ固められてからの事情聴取。逮捕まで一直線。戸谷院長に捜査の手が伸びてからは、テンポも良く豪華俳優がポツポツ出てきて楽しめる。
タイトルが『わるいやつら』だけに、警察(善人)側からは最小限にしか描かれないのかな?
何でもアリな死亡診断書偽装に対し、タイヤ痕からの割り出しは科学的で、なんかチグハグな感覚を覚える。一番ショッキングだったのが看護婦長が生きていたこと。医師なのに殺し損ねるって、戸谷院長どれだけヤブなのか。

黒幕の下見沢、あれだけ何でも任されてりゃ、詐欺し放題だよな。ファッションショーをする度に、騙された男が襲ってくる槙村。彼女が“悪人の中の悪人”って事だろうけど、アホな院長を中心に描いたために、その辺の掘り下げが足りない気がした。もっと下見沢と槙村の裏事情を書いてほしかったかな。
K&K さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-06-02羅生門(1950)77.32点
2025-06-01シン・ゴジラ77.23点
2025-06-01ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング67.12点
2025-05-31霊幻道士87.45点
2025-05-31ビフォア・ミッドナイト77.50点
2025-05-25バック・トゥ・ザ・フューチャーPART277.80点
2025-05-18カプリコン・177.18点
2025-05-18沈黙の戦艦76.05点
2025-05-18MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない67.07点
2025-05-11家族(1970)87.30点
わるいやつらのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS