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タイトル名 |
沈黙の戦艦 |
レビュワー |
K&Kさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2025-05-18 16:04:32 |
変更日時 |
2025-05-18 16:04:32 |
レビュー内容 |
【Under Siege】《包囲下》。人気漫画にあやかったタイトルからして、B級作品丸出しなんだけど、飽きることなく最後まで楽しく観られる作品。また本作以降のセガールの作品の大半が『沈黙シリーズ』なんて呼ばれて、気が付けば40本近くあると言うから驚きです。 「俺はただのコックさ」ジョーダン=ミス7月への自己紹介が最高過ぎる。誰もが「お前のようなコックがいるか」って突っ込みたくなる容姿と風格のライバックさん。この映画が同年代のガン・アクションと大きく違うのは、ヒーローが単身大活躍するのではなく、仲間たちと共闘するところかと思います。
敵は元CIAと悪党集団に艦内を熟知したクリル副艦長。対するはライバックさんとプレイメイト、非戦闘員の士官数人、コックに洗濯係、退役軍人…この状況。あわや悟空とミスター・サタンがポタラで合体!?並みに、ライバックさんにとって足手まとい&弱体要素なのに、彼ら雑魚どもが予想以上に善戦するんですね。勇敢に戦って、テロリスト数人を倒してます。退役軍人キャラウェイが指導して、ミズーリの主砲で潜水艦を撃沈するところは、戦艦を舞台にした映画の醍醐味を感じさせます。 …数年ぶりに観返したら、ジョーダンが急に銃器の扱いに詳しくなってたり、退役軍人そんなに活躍してなかったりと、端折ってる感は感じましたが、これがもしライバックさんが単身活躍する映画だと、ここまでの支持は得てなかったと思っています。
ボインボインのエリカ・エレニアックも可愛らしいですが、個性的な悪党も魅力の一つです。ゲイリー・ビジーが女装して踊りまくる。ゲイリーがカツラを取った中途半端な格好でシリアスに話す様子は、後のダークナイトのジョーカーを彷彿とさせます。カタブツな役を演じる印象の強いトミー・リー・ジョーンズが、アニメ好きのヒッピー系テロリストを演じてます。作戦の失敗から撤退までの判断の速さもプロっぽいです。色んな意味で、同年代のガン・アクションとはちょっと違って印象に残ります。 |
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