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タイトル名 |
オール・ユー・ニード・イズ・キル |
レビュワー |
K&Kさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2025-06-21 07:02:57 |
変更日時 |
2025-06-21 09:39:15 |
レビュー内容 |
【edge of tomorrow】《明日との境目》。ラノベの原題が邦題になっていて、そちらは《あなたに必要な全てのものは“殺し”だ》みたいな意味です。ビートルズの名曲をモジったタイトルと思われるので、アメリカ人にはちょっとこっ恥ずかしい、センスの悪いタイトルに思われたのかもしれません。 一方、私が最初に見た本作の画像が、ごっついパワードスーツを着て走ってるトム(ヘルメット付き)の画像…戦闘服というより重機みたいで、アメリカ人センス悪っ!って思いました。
さてこのタイムループ、主人公が死ぬとループする設定がテンポよく、時には笑い要素も入れてますね。車に轢かれるバッドエンドが結構好きです。タイミングや正しい選択肢を覚えて次の展開に進む。この辺り、グラディウスとかダライアスとか、昔からあるシューティングゲームのように“敵の弾を避けて攻撃できるポジションを取る”覚えゲーっぽいです。 そして最近のソシャゲの“希望のアイテムを手に入れるまでリセットを繰り返す”リセマラ行為っぽくもあります。そういう“ゲームを楽しむ為の学習と下準備”って感じが、とても日本原産のアイデアっぽく思えましたが、アメリカでも同様なんでしょうかね?
逃げ腰のド素人新兵(扱い)のケイジが、一つの戦闘場面を延々と繰り返し、徐々に強くなっていくのは小気味よかったです。そして危惧していたセンス悪いパワードスーツも、トムのアクションとの相乗効果で、徐々にカッコイイものに観えてくるから不思議です。 総体として楽しめましたが、アルファの血を浴びると人間がループする設定が謎。ギタイ側からしたら、人間が勝つまでループさせてしまう(恐れのある)アルファを、そもそも戦場に出す意味が解らない。アルファ=ゲームのパワーアップ・アイテムのような謎な存在だから、ラノベではコミコミで納得できても、実写映画の場合だと、ちょっと説得力が乏しいかな。 ループ出来なくなってからの展開=一発死の緊張感と恐怖に期待しましたが、今まで通りの積み重ねられた超人的な活躍に、あまり不安感も無く、スーッとした展開でした。 |
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