|
タイトル名 |
ダンサー・イン・ザ・ダーク |
レビュワー |
たかしまくんさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2002-08-17 19:41:42 |
変更日時 |
2002-08-17 19:41:42 |
レビュー内容 |
最後の処刑されるシーンは唐突であり、あってはならない予期の結実であった。一人で線路を歩くシーン。ジェフが後ろから走りより声をかけるが、そのときの笑顔の屈託のなさ。その後の、お金が盗まれているシーンが予想できていただけになおさら心に残る。「もうこの世に見なければいけないものはない」母親として子供に必要とされると考えることもできるが、失われてゆく視力とともにセルマの「生きる」は徐々に虚構化されていったのだ。重々しい人間の愚かさと、それとの対比で鮮やかに描き写された愛の力強さ。音楽性よりも、その精神性に多くの語るべき点があったと感じた。 |
|
たかしまくん さんの 最近のクチコミ・感想
ダンサー・イン・ザ・ダークのレビュー一覧を見る
|