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女狙撃兵マリュートカ - すかあふえいすさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 女狙撃兵マリュートカ
レビュワー すかあふえいすさん
点数 9点
投稿日時 2015-07-30 15:44:39
変更日時 2015-07-30 15:44:39
レビュー内容
チュフライの傑作の一つ。
「誓いの休暇」も冒頭から“狙撃”でキッカケを掴む映画だったが、本作は狙撃に始まり狙撃に終わる。
波がうねる海原、海から砂漠に場面は移る。まるで猛吹雪の雪山のように白い砂漠を歩き続ける。砂の斜面、敵影を見つけてを迎撃態勢、走り去ろうとする敵兵を次々と狙撃していく。
兵士としての厳しい表情、彼女の呼びかけとともに指揮官が起き上がり、寝ていたい兵士たちが駆けだす!神に祈りを捧げ、遠くを進む黒い影を追跡する。指揮官はモーゼル拳銃をサーベルのように振り回して部隊を引っ張る。
駱駝は移動手段であり盾となる、長距離での撃ち合い、銃は降伏の旗や墓標・助けを呼ぶための合図。戦利品となる駱駝や情報。

たき火、夢の中に見る故郷の思い出、仲間の死、指揮官の思いやり、捕虜を連れながらの厳しい行軍、熱風が吹きすさぶ中で倒れていく兵士たち、銃を打ち捨て嘆く者も出てくる。
そんな彼らを祝福するように拡がる海原!兵士たちの表情に安堵が。 「アラビアのロレンス」が砂の海原を突き進んだ末に本物の海に辿り着いたように(映画としてはコチラが先か)。
砂漠の民に出迎えられての宴会。捕虜も一緒に宴会を楽しみ、束縛の縄を見て「ああそうだったね」という顔をするのが面白い。戦争の厳しさを忘れられる安らぎ。

会話を重ねる内に捕虜と良い雰囲気になっていく彼女、手紙、裁縫。手紙を高らかに読んでその声で目が覚めそうになる仲間、それをみて声を小さくするやり取りが微笑ましい。

浜辺で見つける船、嵐、砂漠にはなかった雨風の嵐の恐怖、無人島に二人っきりで泣き叫び弱音を見せる彼女、無人の小屋、一枚一枚服を恥ずかしそうに脱ぐ様子。味方ならともかく、相手は敵だ。
女の表情、濡れてとかれた髪、彼女の背中と投げ出された脚がエロい。荒々しくうねる海原、看病を通してどんどんデレていくマリュートカが可愛い。
彼女たちが世話になった集落にも拡がる戦火、炎のゆらめきが海の煌めきに、男の語りを彼女は黙って聞き入る。浜辺でキャッキャッウフフ。

そして訪れる最後の“狙撃”。
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投稿日付邦題コメント平均点
2017-06-15トランボ/ハリウッドに最も嫌われた男97.05点
エリン・ブロコビッチ96.92点
2017-06-06美女と野獣(2017)97.20点
2017-06-06LOGAN ローガン97.00点
2017-06-06ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス96.87点
2017-05-27見えざる敵87.00点
2017-05-27ドリーの冒険86.25点
2017-05-27これらのいやな帽子84.00点
2017-04-25アルジェの戦い98.00点
2017-04-24怪盗白頭巾 前篇97.00点
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