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タイトル名 |
マイ・ボディガード(2004) |
レビュワー |
亡者Aさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2006-10-17 01:17:43 |
変更日時 |
2006-10-17 01:17:43 |
レビュー内容 |
クリーシーは憤怒に囚われた罪深き迷える子羊。 ピタの父親に自殺を迫り、復讐のために残虐な行いを繰り返した。 ランチャーをセットした家に敬虔なクリスチャンである老夫婦が住んでいたのは 神が与えた最後のチャンスだったのだろう。しかし、クリーシーは赦しを与えなかった。 結局ピタは生きており、クリーシーは元々存在しない犠牲のために命を捨てるハメになった。 この意味で、クリーシーはキリスト教からみたら哀れな人間でしかない。 しかし何より大切なピタが助かっただけで、クリーシーは全て報われて死ぬことができた。 この意味では、クリーシーは幸せだったのかもしれない。 これら2つの価値観の矛盾、ブレという本質的なテーマを婉曲的だがハッキリと感じた。 良作。 |
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