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グロリア(1980) - ちゃじじさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 グロリア(1980)
レビュワー ちゃじじさん
点数 7点
投稿日時 2017-03-25 02:22:29
変更日時 2017-03-31 18:43:45
レビュー内容
止まらないタクシーを銃声を媒介させる事で停車させてから、グロリアは空間と時間を自由に移動し、支配するようになる。
タクシー、バス、電車。それらは寸分の狂いもなくやってきて、彼女の為に機能する。
乗り物は彼女の特権的な空間となり、そこでは男たちの自由な動きは奪われる。
彼女は墓地に眠る故人をも移動させる。そして時にはカットが変われば、時間も空間も移動し既に行動は終わっている。
彼女を追う者も、そして映画すらが彼女を捕らえる事は出来ない。
真の強者であり自由な女の魅力がそこにはある。
ラストでフィルが電車にタクシーにすんなりと乗る時、フィルは彼女と同一化する。
墓地で祈る彼の前にはすでに距離は無い。
そして、ウェイトレスとのとりとめないやり取りの後ろで、ドラマが繰り広げられる時、映画は背景、遠近感を捨て、映画という枠を逸脱し、今までは背景となり得た黒人の大柄なタクシー運転手が、ホテルマンが、バーのマスターが、町の雑踏が緊張感を作り出し、世界は平面化する。
その時グロリアとフィル、そして観客には気の休まる場所も時間も存在しない。
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投稿日付邦題コメント平均点
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