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タイトル名 |
刑事ジョン・ブック/目撃者 |
レビュワー |
黒猫クックさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2009-08-09 22:10:26 |
変更日時 |
2009-08-09 22:13:09 |
レビュー内容 |
割と面白かった。
目撃から逃亡までの流れがいまいちそうなのか?って思わせてしまう部分がある。上司に相談してそれが、という筋はオーソドックスでやりようがいっぱいあったはずなのに、次のカットでいきなり追撃が始まってしまうあたりは80年代なんだなぁという感じがする。
ただ、アーミッシュと絡めた話はその神秘的な雰囲気が手伝ってちょっと良い感じだった。でも彼らの全く戦わない姿勢というのが解答のようであったのかなという感じがしたけど、今となるとなんかちょっと違うかなぁという印象。一方で普通の町から来たジョンは、因縁をつけてきた作業員をボッコボコにしてしまう。このシーンも、普通な発想からは同じくらい離れてる感じ。今の映画なら報復とかされちゃうんじゃないのかな、とかそういうよその話からの借り物の発想をしてしまう。
でも、ま、映画だから良いか。と気軽にロマンスに浸れるのがこの時代の良いところ。そもそも、時代時代でプロットや素材の処理の仕方が全然違うから突っ込んでもしょうがない。
でも最後の部分はちょっとなぁ。集まってきたアーミッシュの人たちがどう始末をつけるのかドキドキしたけど、ジョンが彼らを盾にしてしまったのがいけない。がっかりした。
確かに生身の無抵抗の人間を、自分の手で散弾銃でミンチにするのは普通の人間じゃ無理だろうからあのリアクションはリアルだし正しいけど、ダニーグローバーとその相棒は二人でのどをかき切る殺人を平然とやってのけている。冒頭のシークエンスから犯行グループから異常者のにおいがぷんぷんしていただけに、ボスのあのリアクションは意外に感じてしまった。色々な思惑があってああなったと思うけど、なんか上手く働いていないようにも感じた。 |
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