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名探偵再登場 - アングロファイルさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 名探偵再登場
レビュワー アングロファイルさん
点数 7点
投稿日時 2016-02-04 20:51:43
変更日時 2016-02-04 20:52:58
レビュー内容
『名探偵登場』が謎解きミステリのパロディだったのに対し、こちらはハードボイルドのパロディ。しかし名探偵が集合するわけではないし、そもそもハードボイルドの私立探偵は名探偵という柄ではないので、この邦題は問題がありますね。

内容的にはあいかわらずドリフもどきのギャグが多いのですが、ハードボイルドのためかちょっと大人っぽい(エロな)ネタもあって、これまた楽しめます。いわゆる“ワイズクラック”風の会話がポンポン飛び出し、しゃべくり漫才を見ているような気にもなります。“ファム・ファタール”らしき女性もゾロゾロ。話は『カサブランカ』と『マルタの鷹』をベースにしていて、ただでさえ『マルタの鷹』は話がややこしいのに、『カサブランカ』も加わってゴタゴタに……という展開。それでまとまりがないようにも思えますが、このゴタゴタ自体がハードボイルド、というかその代表作家とも言われるレイモンド・チャンドラーのパロディのように思えてきます。

だいたいチャンドラーの長編は、行き当たりばったりというか適当というか迷走しているというか、とにかく筋が錯綜していてわかりにくい。映画化された『三つ数えろ』の「誰が運転手を殺したのか」というエピソードは有名です。本作でのゴタゴタ・錯綜ぶりは、それを皮肉っていると考えればおみごとです。ただし元ネタが有名ですので、本家チャンドラーよりはよほどわかりやすく、整理された物語になっているのですが。

そんなこんなで、パロディとしてうまくできているし、ギャグ自体も面白く楽しめる作品でした。個人的には、ルイーズ・フレッチャー演ずる『カサブランカ』のイルザもどきがツボでした(似てるんだ、これが)。ただ、ピーター・フォークが時折コロンボ警部にしか見えないのは、意識したのかどうか。そこが気になりました。
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