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ババァゾーン - はなぶささんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ババァゾーン
レビュワー はなぶささん
点数 0点
投稿日時 2006-08-29 00:44:59
変更日時 2006-08-29 00:44:59
レビュー内容
 恐らく私が今まで観た映画の中で最悪の作品ではないか?三池崇史の『IZO』もくだらなかったが,あんなもの比ではない。この作品こそが駄作なのだ。無論,マイク水野の推理映画よりもこちらが下位に位置する。
 何がおかしいって,漫☆画太郎の漫画を映画化するにあたって,低予算で表現可能と考えているのがまるっきりダメだ。画太郎の漫画は,読者なら誰しも感じるが,鼻水と涎のオンパレードによる,人間を宇宙人へと変える作業の果てにできたものだ。初期の人間でありながら,漫画ならではの圧倒的なグロテスクな筆致によってできあがる宇宙人化への工程。それが画太郎の漫画なのだ。あるいは,妖怪といってもいい。とにかくこの世のものではないものを作ること。それが画太郎だ。だがそれは,もちろん泉鏡花みたいな幻想じゃない。人間であることにとどまりながら,鼻水と涎を吹き飛ばし,グロテスクになりかわるキャラクターだ。
 それを映画化しようってんだから,徹頭徹尾金をかけまくって,生身の役者を宇宙人へと変化させなければ,どうあったって漫☆画太郎になるわきゃない。トマトジュースの缶から吹き出るような血飛沫を見せられたところでこれは妖怪じゃないというのは誰でもわかる。なんかデジカメで素人が写真をいじっているかのような感じがするだけだ。
 この監督はまだ若いらしいし金もないんだろうが,それなら画太郎に手を出しちゃいかん。手を出すなら,「顔で笑わせる」漫画家画太郎とは遠く離れたものの手になる映画になるだけだ。画太郎の漫画は絵が全てである。コピーにしろ見開きの多様化にしろグロテスクな映像にしろ全てが絵に集約されている。それを表現するなら,これはもはやCGでやるしかない。
はなぶさ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2009-09-1320世紀少年55.04点
2007-02-25武士の一分75.99点
2006-09-03宇宙戦争(2005)55.89点
2006-08-29ババァゾーン02.87点
2006-08-13コラテラル46.11点
2006-02-02バットマン ビギンズ76.73点
2006-02-02電車男85.87点
2006-02-01オリバー・ツイスト(2005)45.55点
2005-11-21オールド・ボーイ(2003)67.03点
2005-11-20スチームボーイ STEAM BOY64.99点
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