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ゴッドファーザー・サガ<TVM> - onomichiさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ゴッドファーザー・サガ<TVM>
レビュワー onomichiさん
点数 10点
投稿日時 2004-08-24 01:24:28
変更日時 2005-03-10 21:58:42
レビュー内容
「ゴッドファーザー・PART1」と「PART2」を年代順に並べなおした「ゴッドファーザー・サガ」。テレビの深夜劇場で4週連続2時間づつ放映していたのを眠い目をこすって観続けたのは、僕が高校生の頃だった。少年ビドーがコルレオーネ島から逃げるところに始まって、アメリカのイタリア移民社会での貧しい暮らしぶりやその中で暴力によってのし上がっていくところの淡々としていながらも叙情的な映像、ドラマティックで緊張感溢れる殺戮シーンと若きデニーロの哀愁と野望を秘めた表情、その精悍な立ち回り、時折発っするセリフから漂う掠れた雰囲気などなど、初回にしてぐぐぐいっーと惹き込まれたものだった。その後のブランドやパチーノの登場、とくにパチーノの挫折や成功の具現者としての憎悪と苦悩の歴史から、忘れがたい胸を締め付けられるようなラストシーンに至るまで、全てに通底した「呪縛の歴史」には圧倒されたと言う以外に言葉がない。でも、このコッポラ作品には、<その後の大傑作「地獄の黙示録」にも通じるが>歴史大作であるとともに、ニューシネマ的な青さ、もどかしさが僕にとって大きな魅力なのである。デニーロやパチーノのようなニューヒーロー達の若々しい存在感は、その「もどかしさ」の体現者として、僕らの胸をしめつける。この物語は、ファミリーの血の結束をテーマとしながらも、魂の孤独へのアンビバレンツな感情、呪うが故に救われる、その絶対的な孤独への呪縛を描いていると言えないだろうか。「この世界は永遠に家庭とは相容れぬ。破滅か、しからずんば。。。世に孤独ほど憎むべき悪魔はいないけれども、かくのごとく絶対にして、かくのごとく厳たる存在もまたすくない」-坂口安吾の青春論より-
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