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十二人の怒れる男(1957) - Berettaさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 十二人の怒れる男(1957)
レビュワー Berettaさん
点数 10点
投稿日時 2003-12-20 16:03:26
変更日時 2022-09-30 18:18:43
レビュー内容
この中でヘンリー・フォンダは陪審員として当たり前のことを当たり前のようにやっただけだろう。 人ひとりの生死のかかった評決で「野球があるから早く済ましちまいましょう。」は無いと思う。 その点では、ルメットがあらかじめ深く掘っておいた穴をヘンリーがせっせとうめて元に戻すという、計算高くも簡潔なプロットになっている。 しかし内容は濃く、密室という限られた空間で使えるものは全て使って繰り広げられる熱き人間ドラマには相当見応えがあった。 観終わって12人全ての登場人物の顔と性格が思いうかぶ作品はそう無いだろう。それぞれのリアルな人生を背負った男たちを役者が見事に演じ、作品の質をさらに上げている。 最後の大木のひとつが音を立てて崩れ去ったとき、大きな達成感とともに、冒頭に一度だけ映った被告の少年の顔がよぎり、万感の思いがこみ上げて来た。 緊張と弛緩のリズムも心地よく、細部まで実に良く作り込まれた「究極、至極」の一品だと、深く唸らざるを得ない。 誰も居なくなった陪審員室の散らかったテーブルが余韻を残し、雨上がりの道をさらりと去っていく男たちの姿が清々しく見えた。 たまにこういった「名作」「傑作」に出会えるのが、映画ファンとしての醍醐味を味わえる瞬間でもある。
Beretta さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2012-09-07メランコリア96.05点
2008-10-03イキガミ45.78点
2006-07-15サイレントヒル65.55点
2006-06-21ポセイドン・アドベンチャー(1972)78.12点
2006-06-17ダンサー・イン・ザ・ダーク96.14点
2006-06-10タイムリミット96.10点
2006-06-09ポセイドン(2006)65.87点
2006-05-23遥かなる山の呼び声88.07点
2006-05-13ポーラー・エクスプレス85.93点
2006-05-12オープン・ウォーター74.72点
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