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戦場にかける橋 - マムゲンさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 戦場にかける橋
レビュワー マムゲンさん
点数 10点
投稿日時 2004-01-25 20:23:16
変更日時 2004-08-28 19:18:58
レビュー内容
何と言ったらいいのだろうか。これが人が作り上げたものなのかと、ただただ感嘆するしかない。ニコルスン中佐と斉藤大佐(両軍の象徴)の対立と和解から生まれる友情の象徴のような橋が、自由を求めて脱走したシアーズ中佐によって(自らの意思でない)、一瞬の内に全てが崩れるラストが戦争の虚しさを表している事は明白である。しかし戦場に一人残されたクリプトン軍医が叫ぶシーンや、何よりもエンドロールに流れるテーマ曲がいっそう虚しさを増す演出となっていて、そこはやはりデビッド・リーンの力量に驚かされるしかない。しかしこの映画が傑作と成り得たのは、言うまでも無く役者陣の素晴らしい(というか凄まじい)演技。アレック・ギネスの演技と言ったら、正に「軍人」を鏡に写したようである。次いで早川雪州演じる斉藤大佐。彼の序盤、中盤、終盤の演じ分け方を比べてみるのは一興だ。1つの映画で3人の役を演じている事と同等にも見え、彼のベストの演技とも言っていい。またウィリアム・ホールデン演じる脱走兵は、自由を手にしてから、軍の命令で戦場に戻らなければならなくなった時の悲壮の表情(この擦れ違いも虚無感と繋がっている)、しかしそこでも人間性は忘れていなかった彼(ジャック・ホーキンスへの台詞など)が、結局橋だけでなく4人全員を殺してしまい、兵だけが何も知らないという見事な結末!しかし此処までの反戦メッセージが押し出されたのはリーンと俳優陣が両方が釣り合っている証拠であろう。一部では理解不能な作品と呼ばれる程になってしまっているが(哲学的な内容が原因だろう)、私にとっては紛れも無い戦争映画の最高傑作で、この映画に感動出来た事に、そして何よりも感動を与えてくれたデビッド・リーンに、ただただ感謝したいのだ。<余談>まぁ、それにしても「日本がお好きな方」はまずこの映画を理解する事は無理でしょうねぇ。(いえいえ、決して悪い意味ではないですよ。笑)
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