|
タイトル名 |
サウンド・オブ・サンダー |
レビュワー |
鉄腕麗人さん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2006-09-14 01:35:33 |
変更日時 |
2006-09-14 01:39:47 |
レビュー内容 |
過去の生態系に抵触してしまったために、現在の人類社会が巨大に打ち寄せる時空の大津波ごとに“崩壊”してゆく……。
劇場公開時は、結構大々的にプロモーションをしていたので、とりあえず「巨費」をかけたエンターテイメント大作なのだろうと踏んでいたのだけれど、蓋を開けてみると、文句なしの“B級映画”だった。
VFXというよりも、もはや“合成”に近いCG。ベタベタなストーリー展開に、漫画みたいに極端な化け物たちが襲ってくる……。 こき下ろそうと思えば、もういくらでも非難することができるだろう。
が、こういう映画には弱い。もう明らかに「趣味」の問題だが、あからさまな“B級”ノリが逆に「安心感」を生み出す。 ヘタに色々と懲りすぎて、映画として破綻気味の映画に比べたら、よっぽど楽しんで観られる。 ベタではあるけど、ストーリー自体の整合性は保たれているし、まるでテーマパークのアトラクションみたいな“固定装置”でタイムスリップをするという設定には、派手さの代わりにリアリティがある。 そのタイムマシン装置を利用して、まったく融通の利かない「恐竜狩り」を商売にするというのも、実に有り得そうである。
まあB級ならB級でもっと遊んでほしかった部分もあり、明らかな製作費不足が目に余ることも事実なので、単純に高評価というわけにはいかない。 が、最初の方の、主人公が歩く未来の街並みのあまりにチープなビジュアルを見た時点で、この映画の“すべて”を受け入れられることが出来れば、きっと100分余りの時間が「苦痛」にはならない筈だ。 |
|
鉄腕麗人 さんの 最近のクチコミ・感想
サウンド・オブ・サンダーのレビュー一覧を見る
|