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タイトル名 |
シン・シティ |
レビュワー |
花守湖さん |
点数 |
0点 |
投稿日時 |
2006-09-05 18:44:03 |
変更日時 |
2006-10-28 21:37:30 |
レビュー内容 |
モテない中年男たちが「愛」という大義名分のもと、ずいぶん都合のいい虐殺を繰り返す様子をみて呆れましたよ。惚れた女のために人間の両手両足を切断して体を犬に食わせるような主人公に誰が共感できるのでしょうか? ネコパンチしか打てないミッキーロークがタフガイを演じてもまるで説得力がない。人を殺すのにみんなが理由をつけて自分を正当化しようとしている所も気に食わない。「罪の街」というタイトルを返上してぜひ「偽善者の町」に変更してもらいたい。いかにも怪しげな殺し屋ミホが、カマボコでも切るかのように人間の手や足をスパスパと吹き飛ばしていく・・・。開いた口がふさがらないとはまさにこのことだね。 監督よ、私たちにこの惨殺をみてクールだといって欲しいの?? なんてセンスの良い殺し方なんだ!なんて誰が言うもんか。殺す人間たちはカッコいいが殺される人間は痛そうな素振りすら見せない。むしろ半笑いを浮かべなら殺されていく・・。生命の感覚すら麻痺してくる・・。人殺しにセンスが良いもカッコ良いもクソも無いのですよ。ばいおれんす?ええ、はい、はい、「暴力」を横文字にすると、ばいおれんす・・笑えますね、子供だましもいいといころです。もしかして平和ボケして刺激が足りなくなった現代人を満足させるために作られた映画でしょうか? ただよく考えてみると、ネコを虐待したりエアガンで人や動物を撃ったりしているおかしな人間もいるくらいだからこの映画にも需要があるのでしょう。だけどね、こんな映画に需要があると思うだけで病んだ現代人の心が見えてくるようで悲しいのです。 |
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