みんなのシネマレビュー
ザ・インタープリター - 六本木ソルジャーさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ザ・インタープリター
レビュワー 六本木ソルジャーさん
点数 8点
投稿日時 2005-05-21 23:27:59
変更日時 2005-05-21 23:27:59
レビュー内容
バスの爆発くらいしか派手なシーンもなく、あっと驚くようなラストや仕掛けもない。もちろんショーンペンとニコールキッドマンが恋に落ちるような話でもない。
そのような一見地味な映画であるが、脚本が練りに練りこまれており後半以降は素晴らしい作品に仕上がっている。
その理由としては、大統領暗殺計画を舞台としたサスペンスではあるが、それに留まらず、様々な視点が織り込まれていると感じる。
まずはその大統領と社会的背景。
その国に関する複雑な関係と大統領自身の過去や二人の政敵がストーリーをより一層面白くさせている。
そしてショーンペンとニコールキッドマンの二人の関係。
妻を失ったショーンペンと暗い過去を持つニコールキッドマンの哀しみを知る二人の関係は絶妙だった。当初はペンはキッドマンに対して疑いの眼をもっていたため対岸にいるような遠く離れた平行的な二人の関係であったが、徐々に近づいていき、結びついていく様は見事である。
そして憎しみに対する「復讐」と「許し」をテーマに掲げていると思う。
復讐(映画で言う「溺死」)をすることによって、哀しみを一生背負うのか。許す(「溺れさせずに助ける」)ことによって、人生の新たな一歩を歩むのか。このテーマはこの映画にとって必要不可欠なテーマである。
そして「暴力と言論」。
暴力によって物事を解決しようとした過去と言論を信じて通訳の道を進んだ現在。ラストのあれが彼女の信念になったのかは分からないが、言論の重要性が語られたラストは見事な展開だった。
表面的にしか映画を見ない人には多少退屈な映画に感じるかもしれないが、よくよく見るとこれだけ色々なものが詰まっている。映画が好きな人には面白いと感じる映画ではないだろうか。
結構色々な映画に出ているが、シドニーポラック自身も、ショーンペンの上司役にて登場。それだけでもちょっと嬉しい感じがする。
六本木ソルジャー さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2011-05-14ブルーバレンタイン86.87点
2011-05-09アンノウン(2011)65.78点
2011-05-03塔の上のラプンツェル77.50点
2011-05-03SOMEWHERE76.69点
2011-05-03ブンミおじさんの森45.07点
2011-04-23デュエリスト/決闘者86.83点
2011-04-23戦場にかける橋67.20点
2011-04-23勇気ある追跡66.08点
2011-04-23エンジェル ウォーズ65.70点
2011-04-23イリュージョニスト(2010)76.92点
ザ・インタープリターのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS