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タイトル名 |
タイムズ・スクエア |
レビュワー |
とらやさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2012-06-27 20:20:14 |
変更日時 |
2012-06-27 21:08:14 |
レビュー内容 |
ある施設で出会った政治家を父に持つ箱入り娘と不良少女の友情物語。と言ってしまえば青春映画としてありがちな設定かもしれません。
しかし序盤の台詞の中に出てくる「カッコーの巣の上で」。2人の少女が施設を脱走しNYの裏通りを彷徨う様は、少女版「真夜中のカーボーイ」のような感じのするシーンもある。このまま2人で家出を続けていける訳がなく、確実に別れの時がくることを予感させ、ニューシネマを思わせる雰囲気があります。
しかし本作はニューシネマじゃない。箱入り娘パミーが父に電話をかけるシーンに、台詞も表情のアップもないけど気持ちが伝わってくるラストの娘と父の姿もいい。2人を見守る大人達の描写も良かった。
2人の別れのシーンも涙ながらに抱き合うわけでもない短いシーンの中にニッキーとパミーの2人が巧く表現されていました。2人の少女も、ファッションも、あふれ出る感情を吐露する2人の姿に台詞も、音楽も素敵な青春ロック映画です。 |
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