みんなのシネマレビュー
ジャッカルの日 - しってるねこのちさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ジャッカルの日
レビュワー しってるねこのちさん
点数 8点
投稿日時 2015-10-25 13:52:21
変更日時 2015-10-25 13:55:56
レビュー内容
ドゴール暗殺計画という設定によりストーリーの結末は決まってしまっているので本作は雰囲気とテンポの良さで見ている者を引き込んでいきます。

一見、ジャッカルの後塵を拝しているように見えるルベル警視ですが、自分の足りない所は信頼できる部下や外国の警察への協力要請を請う事によって確実に暗殺犯の包囲網を徐々に狭めていく彼の捜査にはほぼミスは有りません。
一方のジャッカルはミスを重ね少々計画にも強引な所も有り、誰かが捕まれば即中止と言っていたにも関わらずにハンドルをフランスに切った時には恐らく彼の中で感情的な何かがそのような決断をさせたと考えるとプロとしての資質に幾分疑問を感じますが、柔らかいが自信に満ちている物腰から来る彼の持っている雰囲気の良さに魅了されていきます。

物語を展開させていく上でジャッカルの幾つかのミスや判断の甘さが引き金となるので仕方が無いのですが彼の雰囲気で相殺し、敏腕刑事とも言えるルベルをパッとしない容姿(そこが逆にかっこ良かったりもします)にする事で彼等のパワーバランスを上手く取り、最後まで2人の静かな攻防から来る緊迫感を持続させる演出による描き方は見事です。

また、画の中の被写体の行動に躊躇や淀みが殆ど有りません。
そんな内容に呼応するかのように編集でのカットのタイミングが早め早めとなっているのでテンポが良いものとなり、映像的な派手さがないにも関わらず作品に集中出来ます。

ジャッカルとルベルの登場シーンも普通ならもう少し印象的にしても良いと思いますが、何のドラマ性もなくしれっと画面に現れます。
ラストではジャッカルは射殺され埋葬されて、それを見届けたルベルが去っていきます。
それら一連のシークエンスも淡白に描かれ、フェードインからフェードアウトするような流れの中に彼等2人の存在感が逆に印象に残り、それがそのまま作品の印象強さに昇華されているように感じられる渋めの良作だったと思います。
しってるねこのち さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2021-04-03南極料理人76.90点
2016-06-24シェルブールの雨傘37.57点
2016-06-20スケアクロウ97.20点
2016-06-14第三の男57.54点
2016-06-14鴛鴦歌合戦98.13点
2016-01-07犬神家の一族(1976)67.50点
2015-12-29思い出のマーニー76.02点
2015-12-29桐島、部活やめるってよ77.18点
2015-12-23ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON46.02点
2015-12-13THE 有頂天ホテル45.80点
ジャッカルの日のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS